“印刷会社の
編集者”の魅力
企画編集
藤村 晃子
1989年入社
CAREER PATH
1989年 入社 クリエイティブ室企画係(現企画部 企画編集課)配属
2020年 企画編集課長に昇進
☆産休取得経験あり
印刷会社の企画編集は“材料づくり”。
Q. 印刷会社の企画・編集の仕事について教えてください。
お客様の「つくりたい」をサポートして、印刷物のための「材料づくり」を行う部署だと思います。お客様が用意されたものが0でも100でもとにかく形にします。印刷会社のお客様は多種多様なので、来る仕事の種類もいろいろとあります。だからこそ大変な面もありますが、いろいろなものをつくるチャンスがある、この仕事をしていなければ知らなかったであろうものに触れられる面白さもありますよ。原敬と漆は仕事で出会ってハマりました。
新しい価値を生み出せると嬉しい。
Q. 仕事でやりがいを感じたときを教えてください。
自分の仕事が新しい価値を生み出せたと感じた時ですね。自分が書いたコピーを10年20年と使ってくれている市町村もあったりします。観光パンフレットに付けたタイトルが、今では市町村のキャッチコピーになっていたり。コピーをお客様が認めてくださって定着しているのが嬉しいです。どんな仕事でも面白がれるところは見つけられるので、そこに自分らしい「色」もまぶせると楽しいのかなと思います。
時代変化とともに仕事も変わる。
Q. 入社後から現在までの仕事内容の変化を教えてください。
入社1年目、コピーを書いたのは2回だけ。あとは校正と「盛岡市制100周年記念誌」の窓口販売をしていました。ポスターのキャッチコピーを書いたり、機関誌の取材原稿を書いたり、パンフレットの企画を練ったり、撮影のために料理を作ったり、親子でモデルになったりすることもありました。今は企画競争(コンペ)で勝って仕事を得るスタイルも多く、チームを作って取り組むことが増えています。ホームページの企画を立てることもあり、時代それぞれに仕事が変化していますね。
書く仕事は知識を大切に。
Q.ライティングの仕事で気を付けていることは。
情報源はなるべく偏らないように、複数当たるようにしています。お客さんからいただいた資料以外の情報もチェックして、「裏をとる」ようにしています。あとは取材した記事に少しでも「その人らしさ」が出るようにまとめます。字数制限でままならないときもありますが…。また、本も読みます。与えられた資料だけで書く方が効率はいいのですが、「1を知って1を書く」のと「10を知って1を書く」のでは、広がり方や余韻の持たせ方が違うんですよね。「知った上で書く」ことと「ウソは書かない」ことを大切にしています。
「好き」を「言葉」にしよう。
Q. 入社志望者へのアドバイスを。
まずは何にでも興味を持つことですね。泣いたり怒ったり笑ったり、人生を楽しむこと。あとは「好き」で終わらせずに文章化する作業をしてみるのもいいですよ。映画の感想を書くとか、なぜ「好き」なのかを突き詰めてみたり、世に出ているモノに触れたときの感情を書き留めてみるのもおすすめです。何かに応募してみるのもいいかも。もし企画編集の仕事に興味があり、何か役に立つ資格を取ってみたいのであれば、校正の資格がいいかもしれませんね。
1日のスケジュール
平日
- 8:25 出勤
基本はなるべく大事な仕事を中心に行います。原稿を書くなど。
- 12:00 昼休憩
食堂でお弁当を食べます。外食や、会社でお弁当を頼むことも。
- 13:00
打ち合わせなど刺激のある仕事を中心に行います。何から手をつけようか迷う時は、一時間で区切っていろいろ仕事をします。
- 17:30~
必要に応じて残業を行います。
たまに引き出しからおやつを出して食べてます。会社には某社の置き菓子システムがあるので助かってます。
休日
映画鑑賞、韓ドラ鑑賞、家事などをしています。趣味はおいしいものを食べたり、好きな音楽を聴いたりすること。娘と県内外におでかけもしますね。おでかけは観光系の仕事の参考にもなります。行く先々でパンフレットをもらいまくるので、家族には冷たい目で見られます。