• お客様:一戸町教育委員会
  • 仕様:A4判、総16ページ(8ページ観音折り含む)、表紙は幅が短い特寸・青金+カラー印刷、針金中綴じ
  • 第53回岩手広告賞 グラフィックの部 奨励賞

2021年7月、御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコの世界遺産に登録された後に、作成しました。

一戸町の皆さんが大切に守り育ててきた御所野遺跡。遺跡そのものは現在、盛土で保護され、調査により実際に建物があったとされる場所に土屋根竪穴建物を復元。「御所野縄文公園」として親しまれています。遺跡の史跡整備では、調査・研究、実験・検証、経過観察を継続。パンフレットには、この「御所野モデル」と呼ばれる取り組みを分かりやすくまとめました。御所野遺跡の雰囲気を伝える見開き写真と、御所野縄文公園を俯瞰する空撮が見どころとなっています。

当社は製作の進行管理と空撮、一部デザイン、印刷製本を行いました。印刷用紙には、落ち着いた発色と質感が持ち味の「Aプラン」を採用。表紙は青金色を加えたカラー印刷により遺跡の価値を表現する一方で、幅を短くして、ページを開きたくなるような仕掛けを施しました。これ一冊で御所野遺跡の概要が分かるよう、丁寧に紹介したパンフレットです。