北東北の楽しい暮らしを提案するエリアマガジン rakra(ラ・クラ)は、3月1日から3月9日の期間、岩手県花巻市にあるインテリアショップ kurashimeku(クラシメク)にて、ポップアップストアを開催いたします。本ポップアップストアでは「rakraから生まれた KOGIN-STOOL ~津軽~」の展示販売を行うほか、パネルや写真の展示、関連商品の販売も行います。

こぎん刺しの温もりあふれるスツール「KOGIN-STOOL ~津軽~」

「KOGIN-STOOL ~津軽~」は、座面にこぎん刺しをあしらい、無垢材を使用したスツールです。青森の伝統工芸品「こぎん刺し」と、宮城県にある家具メーカー「クラスコファニチャー」との企画商品。実用的な椅子としてはもちろん、インテリアとしても魅力的な逸品です。

きっかけは「北東北の小さな旅」

2024年夏、「北東北の小さな旅」を特集したラ・クラでは、イギリスとベルギーに拠点を置き、日本の伝統的な「刺し子」を取り入れた服作りを行っているStudio Masachukaの森川真彦さんと青森県弘前市を旅しました。その後、この旅の様子を追体験できるrakraポップアップストアの準備中に、「クラスコファニチャー」のスツールが目に留まったことから、この商品の企画が動き出しました。(詳しくはrakra3-4月号に掲載)

3月8日・9日限定オリジナル座面の受注会

展示販売会の期間中、3月8日(土)・9日(日)の両日は、「KOGIN-STOOL ~津軽~」の座面を製作したこぎん刺し展示室「ゆめみるこぎん館」の代表・石田舞子さんが在廊して、オリジナル座面の受注会を開催します。こぎん刺しの基礎模様「モドコ」のうち、10種類から2つまで選ぶことができます。布は「藍染め(浅葱)」のほか、染める前の「生成」に施すことも可能です。
試作品の座面は、浅葱色の布に、北東北の人々の春を待ちわびる想いや、新年度に良いスタートを切れるよう願いを込め、「梅の花」と「猫の足」のモドコを刺しました。雪が残り、梅が咲く北東北の町で、春を待ちきれず外へ飛び出した猫の足跡が並ぶ情景をイメージしています。石田さんとの対話からどんな連続模様が生まれるのかもお楽しみのひとつ。実物のスツールに触れてオーダーできるこの機会を、お見逃しなく。

スツールの個性的な形は、入手できるサイズの板材からできるだけ無駄なく脚と座面を切り出すことを目的に生まれた。左手奥に見えるのは、本商品が生まれるきっかけとなったクラスコファニチャーのシカガワスツールの座面。※画像はイメージ。実際の板材はもう少し大きい。
KOGIN-STOOLのために石田さんが選んだ布「こぎんドゥエル」は、青森県弘前市のこぎん刺し専門店「津軽工房社」のオリジナル商品。津軽工房社の代表・引間未奈子さんが、奈良県の「三広織布」と共同で開発した麻100%の布で、古作こぎんと同じ風合いを出すことができる。

rakra ポップアップストアをきっかけに、さらにたくさんの方が「北東北の楽しい暮らし」を知り、伝統と手仕事の温もりに触れてくれたらと心より願っております。この機会にぜひ、お出かけください。

【rakra ポップアップストア】

期間:2025年3月1日(土)~3月9日(日) 【終了しました】
オリジナル座面のオーダー受注会は、3月8日(土)・9日(日)限定
場所:インテリアショップ kurashimeku(クラシメク)内 花巻市大通り1丁目3-1
定休日:火曜・木曜