このたび盛岡市先人記念館で開催中の「盛岡の古町名展」は、盛岡の古い地名に焦点をあてて紹介する展示です。第15回となる今回は、三戸町(さんのへちょう)かいわいの歴史をたどり、ゆかりのある先人を取り上げています。

三戸町は、南部氏が居城を盛岡に移してから、盛岡城下で最も早く開かれた町です。以前の居住地である三戸(現 青森県三戸郡三戸町)から移ってきた人々が住んだことから、町人の出身地が町名の由来となりました。この三戸町とされた地域は、後に日影門外小路と変わり、最初の位置から西側に移った地域が三戸町となりました。

明治37年(1904)創業の川口印刷は、大正9年(1920)に八日町(現 本町通2丁目)から日影門外小路(現 本町営業所隣接の駐車場)に社屋を移転。以後90有余年、まさに「三戸町かいわい」で、川口荷札の名で親しまれました。

本展には、当社ゆかりの資料も展示されています。ぜひ、お出かけください。

※川口印刷工業株式会社は、昭和40年(1965)に「川口荷札株式会社」から社名を変更。平成8年(1996)に、盛岡市羽場へ本社を移転しています。旧社屋の一部は、「本町営業所」として、現在も当社の事業を支えています。

開催要項


開催期間

2021年12月11日(土)~2022年2月20日(日)※終了しました

入館料

一般300円、高校生200円、小・中学生100円

会場

盛岡市先人記念館 2階総合展示室 企画展示コーナー

主催

盛岡市先人記念館(所管:盛岡市教育委員会)、公益財団法人盛岡市文化振興事業団